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【宮崎市】南海トラフ地震が起こったら、水道、トイレなど私たちに起こること、事前準備について

「明日、南海トラフ地震が来たら、あなたの家のトイレと水はどうなりますか?」
宮崎市は南海トラフ巨大地震で震度7が想定される地域。断水は最大8週間の可能性。本記事では自宅の浸水深3タイプ+要配慮層+家族安否確認を網羅し、宮崎市民が今すぐ備えるべき準備を公的データに基づき解説します。
🚨 STEP 0|まず今日、自宅の浸水深を確認
宮崎市Web版津波ハザードマップ(令和7年8月最新版)で自宅の浸水深を確認。これ1つだけが今日のタスク。タイプ判定で備え方が変わります。
| 🌊 タイプA 深部浸水域 | 🏢 タイプC 垂直避難可 | 🏠 タイプB 非浸水域 |
|---|---|---|
| 浸水2m超。流失・全壊前提。 | 浸水0.5〜2m+耐震2階建て。 | 浸水域外。在宅避難可。 |
| 避難バッグ+即避難 | 2階備蓄+持出袋 | 自宅備蓄14日分 |
📖 目次
1. 宮崎市の被害想定と断水期間
気象庁・中央防災会議の最新想定(令和7年3月)で、南海トラフ巨大地震は静岡〜宮崎の一部で震度7、太平洋沿岸に10m超の大津波を想定。宮崎県は令和7年8月に津波浸水想定を更新、令和7年10月9日付で宮崎市全域が津波災害警戒区域に指定されました。日本水道協会は被害甚大地域で95%復旧まで最大8週間と想定しています。
2. トイレを「流してはいけない」理由
「お風呂の水でトイレを流せばいい」は致命的な誤解。震度6弱以上の地震や浸水発生時は流してはいけません。排水管・下水道本管の損傷で汚水が詰まる・漏れる・逆流するからです。マンションでは上階の水が下階で噴出する事例も。
💡 ポイント|断水は「水がない」ではなく「下水も止まる問題」。携帯トイレ備蓄は水と同等に重要。

3. 🌊 タイプA:深部浸水域世帯の備え
前提:自宅は流失・全壊しうる。命を守る最小装備に絞り、避難の速さを最優先。
- 避難バッグ:水500ml×3本、携帯トイレ5回分、ホイッスル、モバイルバッテリー、常備薬、現金
- 避難経路を3パターン記憶(発災30分以内に足元30cm到達地域あり)
- 分散備蓄:職場・親戚宅・友人宅、または車・職場ロッカーに最小セット

4. 🏢 タイプC:垂直避難世帯の備え
前提:1階水没、2階で生存。「2階備蓄+1階喪失前提の持ち出し袋」のハイブリッド戦略。
- 2階に1週間分備蓄:1人水21L+携帯トイレ35回分。1階備蓄は流出前提
- 重要書類・常備薬は常時2階保管、救助要請装備(ホイッスル・LEDライト・ヘルメット)を2階窓際に
- 注意:旧耐震基準(1981年以前)の木造家屋はタイプC不適格。耐震診断後に判定を

5. 🏠 タイプB:非浸水域世帯の備え
前提:建物無事なら在宅避難。広域被害で物資到達が遅れるため14日分の自助備蓄を目標に。
| 家族 | 水14日分 | 携帯トイレ14日分 |
|---|---|---|
| 1人 | 42L | 70回分 |
| 4人 | 168L | 280回分 |
6. 要配慮層別・追加備蓄
宮崎市の高齢化率約30%。3タイプとは別軸で必須の追加備蓄があります。
👵 高齢者世帯
常用薬2週間分+お薬手帳コピー、大人用おむつ、入れ歯洗浄剤、補聴器予備電池、メガネ予備、杖・車椅子バッテリー予備、緊急連絡先カード。近隣・民生委員と安否確認の取り決めを事前に。
👶 乳幼児がいる家庭
液体ミルク(調乳不要・最優先)+使い捨て哺乳瓶、紙おむつ2週間分、おしりふき、月齢適合の離乳食、母子手帳コピー、抱っこ紐、子供用携帯トイレ、体温計、お気に入りのおもちゃ1点。
🐕 ペット同居世帯
ペットフード・水2週間分(別枠)、療法食使用なら必須、キャリー・リード・首輪、ペットシーツ、糞処理袋、ワクチン証明書・鑑札コピー、迷子札、写真。避難所のペット受入可否を事前確認。
♿ 障害者・難病・在宅医療機器ユーザー・妊婦・外国人
在宅人工呼吸器・酸素・透析患者は停電が命に直結。発電機・予備バッテリー、医療機関と災害時連絡体制を事前確認。難病特殊食、ストーマ装具、カテーテル等2週間分。妊婦は母子手帳・産科の連絡先・清浄綿。外国人は多言語アプリ「Safety tips」を導入。

7. 家族の安否確認ルール
備蓄が万全でも、家族と連絡が取れなければ無意味。発災直後は通信輻輳で電話・LINEが繋がりにくくなります。家族で下記3つを事前に決めて共有してください。
- 災害用伝言ダイヤル171:「171→1(録音)/2(再生)→自宅電話番号」。毎月1日・15日等の体験利用日に家族で1回練習
- LINE等の家族グループを事前作成し、安否確認専用スレッドとして合意。SNSは輻輳に強い
- 集合場所を徒歩圏内に2か所指定:第1は近隣の高台・指定避難所、第2は浸水想定外の親戚宅・公園等。「自宅→第1→第2」の優先順位で家族全員が合流できる

8. 相談・確認窓口リンク集(宮崎市)
| 用途 | 連絡先・URL | 受付 |
|---|---|---|
| 災害時緊急(宮崎市) | 0985-21-1889(危機管理課) | 災害時24h |
| 市役所代表 | 0985-25-2111 | 平日8:30-17:15 |
| 救急・消防/伝言 | 119/171 | 24h |
| 宮崎市防災ポータル | city.miyazaki.miyazaki.jp/bousai/ | 24h |
| 津波ハザードマップ | city.miyazaki.miyazaki.jp/life/fire_department/hazard_map/ | 24h |
| 高齢者・包括支援 | 地域包括支援センター(市HPで管轄検索) | 平日昼間 |
| 妊婦・難病・障害 | 宮崎市保健所/県難病相談支援センター | 平日昼間 |
| 外国人住民 | 宮崎県国際交流協会(MIF) | 平日昼間 |
| 小児救急電話 | ♯8000 | 夜間休日 |
9. 3段階タイムラインで実行
「全部やらなきゃ」では何も始まりません。今日1つだけから始めてください。
🔴 今日(所要10分)
宮崎市Web版津波ハザードマップで自宅の浸水深を確認し、A/B/Cタイプを判定する。
🟠 今週(所要2〜3時間)
①タイプ別+要配慮層別の備蓄をネット注文/買い出し ②LINE家族グループ作成+集合場所2か所を家族で合意 ③防災アプリ「HAZARDON」「Safety tips」を家族全員のスマホに導入
🟢 今月(所要半日)
①携帯トイレを家族で1度試用 ②災害用伝言ダイヤル171を体験利用日(毎月1日・15日等)に練習 ③避難経路と一時避難場所を実地確認 ④要配慮層の場合は該当窓口に災害時の連絡体制を事前相談
南海トラフ地震は宮崎市に震度7・大津波・最大8週間断水の三重苦をもたらし得ます。「自宅の浸水タイプ」「家族の構成」「安否確認ルール」の3軸で備える——まず今日10分、ハザードマップを開いてください。備えは家族の命と尊厳を守る最後の砦です。


